「独l島は日本の土地、韓国が不法占拠」・・歪曲が深刻な日本の教科書

政府は22日、検定を通過した日本の中学校の教科書が不当な独l島（＝竹島のこと）の領有権の主張を踏襲し、日帝強占期における加害の歴史を曖昧にする方向で記述されたことについて遺憾を表明した。

外交部は今日、報道官声明を出し、「日本政府が独l島に対する不当な主張と歴史的事実に符合しない主張に基づいて記述された中学校の教科書を検定で通過させたことに深い遺憾を表明する」と述べた。

外交部は「歴史的・地理的・国際法的に明白な韓国固有の領土である独l島に対して不当な主張が盛り込まれた教科書を日本政府が再び検定を通過させたことに強く抗議し、独l島に対する日本のいかなる主張も受け入れられないことを明確にする」と強調した。

そして「日本軍慰l安婦の被害者問題および強制徴用問題関連の表現と記述から強制性が読み取れない方向に変更された」とし、これについても強い遺憾の意を表明した。

それと共に「日本政府が自ら明らかにしてきた過去の歴史関連の謝罪と反省の精神に基づき、歴史教育を真正に実践していくよう促す」と述べた。

外交部は「未来志向的な両国関係の構築の根幹は正しい歴史認識から出発するだけに、日本政府は歴史を直視する中でより責任ある姿勢で未来世代の教育に取り組んでくむことを期待する」と促した。

外交部のキム・ホンギュン第1次官は同日午後に外交部庁舎に相星孝一駐韓日本大使を招致し、抗議の立場を伝えた。

日本の文部科学省は今日、教科書検定審議会を開き、2025年度から使われる中学校教科書の審査結果を確定した。

今回検定を通過した社会科教科書18種のうち15種は韓国が独l島を「不法占拠している」と記述した。独l島が日本「固有の領土」と書いた教科書は2020年の検定では17種中14種と約82%だったが、今回は18種中16種と約89%に増加した。

徴用・慰l安婦関連の問題で強制性がなかったという歴史の修正主義の傾向が反映されたと見られる部分もある。

一例として、育鵬社の歴史教科書は太平洋戦l争時代の生活に関する記述で「朝鮮と台湾にも徴兵と徴用が適用され、日本の鉱山や工場などで厳しい労働を強いられた」という4年前の検定通過当時の文章を「朝鮮と台湾にも一部徴兵と徴用が適用され、日本の鉱山や工場などで厳しい環境の中で働いた人々もいた」に変えた。

山川出版の歴史教科書は、慰安施設に関する記述において4年前には「朝鮮・中国・フィリピンなどから女性が集まった（いわゆる従軍慰l安婦）」と記した部分を「日本・朝鮮・中国・フィリピンなどから女性が集まった」に置き換え、慰l安婦女性の中に日本人もいたことを浮き彫りにし、「従軍慰l安婦」という表現を省いた。