「素敵な韓国人男性は何て言っているの？」韓国語を学ぶ日本の10代が急増

最近日本でTBSの火曜ドラマ『Eye love you』が文字通り大ヒットしました。先週の火曜日に最終回が放送されたのですが、まだドラマから抜け出せていない方が多いみたいなんですよ。

会う日本の友人や知人がこのドラマの話を持ち出す時は天にも昇る気分なのですが。だって韓国の俳優チェ・ジョンヒョプさんが出演して人気を集めているドラマだからです。何よりこのおかげで韓国語を学ぼうとする日本の若者がぐっと増えているんです。ヨン様以来、再び吹く韓国語ブームを紹介した面白い記事もあるんです。

今日は『Eye love you』が作った第2の韓国語ブームについてご紹介します。

このドラマは、目が合うと相手の気持ちが読める女性の実業家のモトミヤ・ユリと、日本の大学で絶滅危惧種の動物を研究しながらアルバイトで働く韓国人留学生、ユン・テオのお話です。

女性は相手と目を合わせると気持ちを読むことができますが、問題は韓国人のユン・テオの気持ちは自身が韓国語が分からないことから全く理解できません。TBSがこれを本当にうまく具現化したと思うのですが、放送ではテオの気持ちを韓国語のまま日本語の字幕なしで流しています。視聴者も韓国語を知らなければドラマと同じように聞き取れないんですよ。その後の再放送では日本語の字幕をつけてくれるんですけどね。視聴者の没入度も高め、再放送まで見るように誘導する良い戦l略だと思います。

（中略）

このため「男性の主人公が何を言っているのか分からないけどかっこいい」と、韓国語を学ぼうとする人が一気に増えたという報道も出ています。ドラマの韓国語のセリフが入ったスタンプまで発売されるほどです。2003年の『冬のソナタ』をきっかけに第1次韓国語学習ブームが来ましたが、今それくらいのブームが起き始めたという分析もあります。

日本のオンラインメディア「まいどなニュース」によりますと、外国語学習アプリのDuolingoの日本会員の中で1日平均の韓国語学習者の数は2022年より52%増えたそうです。人気度ランキングでは英語の次で、中l国語やフランス語を追い越したそうです。BTSなどのアイドルグループやドラマ『イカゲーム』など韓国のエンターテインメントコンテンツが話題になり、その人気は今回のドラマで更に盛り上がったようです。

日本人が韓国語を学習する理由として一番多かったのが「関心があったから」（29%）で、その次は「人と繋がりたいから」（27%）だったそうです。単にキャリアや旅行などのために学ぶのではなく、韓国の文化や社会に魅了されて言語を学んでいるという話もありました。

韓国語の人気は世l代で差が出る言語です。30代以上では10～15%の人しか韓国語を選びませんが、20代は26%、10代は37%が韓国語を選ぶので、明らかに10～20代の若者を中心に人気があることが分かります。韓国語能力検定試験（TOPIK）の職業別受験者でも大学生が30.5%で最も多く、年代別では20代が35.9%で1位、10代が22.6%でその次を記録しました。

とにかくドラマのおかげで、日本のバラエティ番組などでも韓国人俳優のチェ・ジョンヒョプさんの姿をよく見かける今日この頃です。くれぐれも今回の機会が日本が韓国に対する関心を持つ良いソフトパワーとして作用したらと思います。