ドイツ少女像の撤去の危機の中・・イタリアに少女像が建てられる

日本軍慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」がイタリアに初めて建てられる。

正義記憶連帯（＝韓国の慰安婦支援団体）は現地時間22日、イタリアのサルデーニャ島スティンティーノ市に平和の少女像を建てると明らかにした。

正義記憶連帯によると、スティンティーノの少女像は、欧州ではドイツのベルリンに続いて二つ目に公共の敷地に設置される。2013年に海外で初めてアメリカ・カリフォルニア州グレンデール市の公立図書館前の公園に少女像が建てられてから14カ所目だ。

設置場所はスティンティーノ市役所から約200m離れた海辺で、観光客がたくさん行き来する場所だと正義記憶連帯は説明した。

正義記憶連帯は「平和の少女像の碑文には過去の出来事を否定して責任を回避して少女像の建設を妨害する日本政府の行為は、現在の不正義であることを明示しているという点でその意味はさらに大きい」と述べた。

平和の少女像の碑文には第2次世界大戦当時、日本がアジア・太平洋地域で多くの少女や女性を否応なく連れて行き、軍の性ドレイにした。少女像はその被害者を記憶するためのシンボルであるという内容が盛り込まれている。

韓国語に加え、イタリア語と英語で書かれた案内板が別途設置され、QRコードを通じて更に多くの言語でも碑文を読めるようにする。

正義記憶連帯は昨年12月にスティンティーノ市に少女像の建設を提案すると、スティンティーノ市のリタ市長は即座に「私たちの領土に平和の少女像が立てられることを歓迎する。人類と女性に対するあらゆる形態の暴力を止めるという確固たる意志」と答えたと伝えた。

22日に開かれる除幕式ではリタ市長の祝辞、正義記憶連帯のイ・ナヨン理事長の演説、現地の合唱団によるアリラン公演などが予定されている。

（後略）