ロンドンでもキムチブーム・・・キムチ学校も設立

[アンカー]

世界中の人々のキムチ愛、今や聞き慣れない言葉ではなくなりました。

ヨーロッパで初めてキムチの日を制定したイギリスのある自治区が、今度はキムチ学校の設立まで推進するほどキムチの人気が日増しに高まっています。

チュ・ヒョンジョン記者が取材しました。

[レポート]

程よく漬かった黄色い白菜の葉の間に、赤い具を手で詰めていきます。

彼らはずっとイギリスで育ってきましたが、すっかりキムチが一番好きな食べ物になりました。

若い学生はキムチ広報大使の役割も自らすすんで担当します。

[キム・イェイル/イギリス]
「心配しないであなたも食べてみて。挑戦してみて」

[子供]
「どんな味がするの？」

[キム・イェイル/イギリス]
「キムチだからキムチの味だよ。他にどう表現できる？」

唐辛子粉や塩辛など、様々な薬味で和えた韓国式キムチの説明に集中するイギリス現地の人々。

漬けたばかりのキムチを手でつまんで味わうのにも躊躇がありません。

[ダイアン・イエット/イギリス]
「シャキシャキとした食感で、ニンニクの香りと調和したキムチは程よい辛さなので気に入っています。」

韓国のキムチは健康的な発酵食品だという認識が広がると、キムチを材料にした料理を作るレストランも増えています。

[イ・チュング/マネージャー]
「私たちは元々、ご覧のように（日本料理の）寿司やチキンカツを売っていたのですが、通り掛かるお客さんから『どうしてキムチを売らないの？』『どうしてチャプチェを売らないの？』とよく尋ねられるんです」

政府は4年前にキムチの価値と優秀性を知らせるために、食品初の法が定めた記念日の「世界キムチの日」を制定しました。

イギリス・ロンドンのキングストン区は、1年前にヨーロッパで初めてキムチの日を制定しました。

今度は来年9月を目途にキムチ学校も設立する計画です。

[アンドレアス・カッシュ/イギリスロンドンキングストン王立区議長]
「ヨーロッパ初のキムチ学校の予定地にキングストン区が選ばれたことをとても嬉しく思います。私たちにとって大変な光栄であるだけでなく、より大きな機会に対する完璧なタイミングだと思います。」

アルゼンチンが国の記念日として「世界キムチの日」を制定したのをはじめ、アメリカの12の州や市、ブラジルの都市さえも世界キムチの日を作って記念しています。