日本からインスピレーションを受けたファッションにハマる10～20代

ジャルパ世代（Z世代+アルファ世代）の女性の間で日本からインスピレーションを受けたファッションブランドが人気になっている。以前は一部のマニアが主に楽しんでいたが、最近はファンダムを持つインフルエンサーがブランドを運営しており、次第に消費者層を拡大している。

11日、業界によると、コイセイオ、オヘシオ、ミセキ・ソウルなど、日本の感性を強調したファッションブランドが最近注目されている。どのブランドもその名前から日本の発音を連想させる。全体的なアイデンティティも個性を強調しながら日本のファッション特有の感性を持たせるのが特徴だ。新生のブランドにも関わらず、ハンソムEQLやムシンサなど主要ファッションプラットフォームや、ロッテデパートなどといった中心的店舗にまで入店しながら急速に成長を続けている。

主な顧客層は10～20代の女性だ。コイセイオは最近新世界センタムシティにオープンしたポップアップストアでは、売り上げの半分がジャルパ世代だったことが分かった。今月、蚕室ロッテウェルドモールにポップアップストアをオープンさせたロッテデパートでは、イベント初日に初雪と大雪の予報が出されていたにも関わらず、200人余りの10～20代が開店と同時に先を争って店まで走った。

これまで日本風のファッションは、部の消費者が楽しむややマイナーなものと見なされてきた。しかし、今は日常的な服として定着するほど大衆的なものに変化しているというのが業界の評価だ。

ブランドの急速な成長は、有名インフルエンサーが運営に参加したことでファンダムを店に連れてきた点が大きい。有名人の消費を真似する、いわゆるディト（ditto）消費だ。自分の好みや価値観に近い人物が提案したものを見て商品を購入する消費トレンドを意味する。

これらのブランドはモデル兼インフルエンサーのソ・ジスや、有名女性ショッピングモールのバオン・アニワンモア社長などが運営している。Instagramのフォロワーが30万人いるインフルエンサーも参加しており、新しいブランドにも関わらず簡単に定着できたという分析だ。

人気の有名芸能人が頻繁に着用したことでも注目を集めた。コイセイオはアイドルグループNewJeansのメンバーが空港ファッション（＝韓国では出国前に空港でメディア向けに写真を撮るためファッションが注目される）や私服に好んで着ていたという事実が知られ、有名になった。