日本軍慰安婦被害者のイオクソンさんがﾀﾋ去、享年97歳

日本軍の慰安婦被害者であるイ・オクソンおばあさんが健康の悪化で11日に亡くなった。享年97歳。

京畿道広州のナヌムの家は今日午後8時5分頃、城南のある療養病院でイおばあさんが息を引き取ったと明らかにした。

ナヌムの家で生活していたイさんは、健康の問題で昨年3月からこの療養病院で生活してきた。

1928年に釜山で生まれたイさんは、14歳の時に中国延吉に連れて行かれ、3年間、日本軍慰安婦として様々な苦難を経験し、1945年の解放後も中国に滞在、2000年6月に58年ぶりに帰国した後、翌年にようやく国籍を回復した。

その後、2002年のアメリカ・ブラウン大学での講演を皮切りに、体が不自由になるまで20年間ほど日本やオーストラリアなどに毎年のように訪問し、日本軍慰安婦の惨状を世界中に知らせた。2013年にはアメリカ、ドイツ、日本の3カ国12都市、合計5万km近くを移動する厳しいスケジュールを消化したこともある。

おばあさんの殯所は龍仁のシュラクウォン葬儀場に設けられ、出棺は14日午前だ。

イさんのﾀﾋ去により国内の日本軍慰安婦の生存者は6人に減った。