在日韓国人3世、東京のホテルでパスポートの提示を拒否したところ宿泊を拒否されて提訴

永住資格を持つ在日韓国人3世の女性が東京のあるホテルにチェックインしようとしたところ、パスポートなどを提示しないという理由で宿泊を拒否され、このホテルを相手に損害賠償訴訟を提起したと共同通信が13日に報道した。

報道によると、大学教員であるこの女性は昨年9月に出張のために東京のあるビジネスホテルを予約、宿泊当日にホテルの従業員にパスポートや在留カードの提示を求められた。これにこの女性は「日本に居住する外国人はこれらの書類を提示する義務がない」と拒否し、ホテル側はこれを理由に宿泊を許可しなかった。

この女性は宿泊の不許可により精神的苦痛を受けたとして損害賠償を要求する訴状を神戸地方裁判所に提出した。

日本の現行の宿泊業法によると、パスポートの提示は海外から来た外国人観光客に限って要求できると規定されており、日本に居住する外国人には該当しない。

しかし、ホテルなどの業者が宿泊者の外見や名前などを理由に無分別にパスポートや在留カードの提示を要求する事例が繰り返されると、2023年に香川県は管内の宿泊業者に対して「人権上問題がある」という内容の公文書を発送したことがあると共同通信は伝えた。

※ Yahooでもニュースになっている