韓国の伝統野菜のセリが日本で人気爆発

韓国の伝統野菜であるセリが日本人の間で大きな人気を集めている。

20日の日本のTBSのテレビ番組「ひるおび」によると、最近韓流ブームによって日本でセリが人気を集めており、セリの出荷額が歴代最高値を更新した。

番組では、東京最大の韓人タウンである新大久保のレストランで韓国のセリ料理を味わう日本人たちで賑わっている姿が取り上げられた。セリサムギョプサルを提供するレストランの前には長い行列ができていた。

東京で韓国料理店を経営するある店主は「当店のお客さんの90%がセリ鍋を注文するが、これを味わったお客さんの90%は再びレストランにやってくる」と述べた。

このレストランではセリのチヂミ、セリカルビタン、セリサムギョプサルなどセリを活用した様々なメニューを提供している。

セリサムギョプサルを試食した日本人のグループは、「セリの爽やかな香りと味がサムギョプサルの風味を一層引き立ててくれる」と評価した。

日本でセリが人気を集めると、東京でセリ鍋などを販売するレストランの数はこの10年間で4.2倍に増えた。

この他にもセリを取り入れたラーメン・カルビタン・スパゲッティなどを様々な料理に拡張している。

このような人気を受け、日本国内のセリの卸売価格は直近5年間の平均を上回る上昇傾向を見せているという。2023年のセリの出荷額は4億8,000万円（約46億2,000万ウォン）を突破し、歴代最高額を更新した。

しかし、出荷額の増加とは逆にセリを栽培する農家の数が減少し続けており、出荷量が減少する傾向にある。主な産地である宮城県では農機整備費などの補助金を支援し、セリ栽培の奨励政策を展開している。