韓国の米を日本に輸出したと思ったら・・・実は赤字で輸出

韓国農協は、赤字を出しながら日本に韓国米を輸出していたことが分かった。日本と比べても優れた品質の韓国米の価値を自ら切り下げているのではないかという指摘が出ている。

14日、農林畜産食品部によると、農協貿易は先月末に日本の農協インターナショナルに2トンの韓国産の米を輸出した。全羅南道海南郡で生産された米ブランド「地の果ての日ざし」は日本で既に完売しており、輸出量を22トンまで増やす計画だ。

問題は、日本での販売価格が原価以下のために赤字を出している点だ。日本の農協インターナショナルのホームページでは、配送料込みで10kg 9,000円（約9万ウォン）、4kg 4,104円（約4万1,000ウォン）で売られている。日本のスーパーで売られている日本の米は5kg4,000円前後なのを考慮すれば、日本の米と同じか少し安い価格にされていると解釈される。

しかし、韓国の米には日本が賦課する高率の関税に加え、運送・通関費用が含まれるため、利益を出すには更に高い値段で輸出するべきだったというのが専門家の指摘だ。日本は輸入米に対して1kg当たり341円（約3,400ウォン）の関税を課す従量税制度を運営している。10kgを基準にすれば関税だけで3万4,000ウォン（＝約3,400円）に達するのだ。関税率で言えば400%に達する高率の関税なのだ。